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【勝手に提案】あいこうか市民ホールの”ホワイエ”を展示スペースにする妄想。甲賀市のアート・芸術・写真カルチャー。
- 2025/3/22
- 甲賀市のアート・カルチャー
- アート, キックオフ, 甲賀市, 甲賀市文化芸術振興条例, 芸術
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これは、甲賀市の”あいこうか市民ホール”内のスペース”ホワイエ”をアートの展示スペースに活用しよう…という、勝手な提案記事です。
全て、私の勝手な妄想ですので、あしからずご了承ください。
コンテンツ
プロローグ
きっかけは、2025年1月、信楽で写真展を開催したことでした。
身近(水口)には雰囲気のイイ手頃なギャラリーがなかったため、信楽のFUJIKIさんをレンタルしたのですが… 信楽は、ちょっとアクセスが良くなかったとはいえ、その地域性やギャラリーの雰囲気がとても良く、いい展示をすることができました。
こんな展示が、身近な水口もできないか?と、雰囲気優先で場所を探したところ、「あいこうか市民ホール」の「ホワイエ」がちょうどいいのではないか?と、勝手に「ホワイエ」のギャラリー化を考えるようになりました。
これは、他の場所ではダメなのか?という意見もあると思いますが、現在の市内の写真展示の状況は、公民館のホールや図書館のスペースがほとんどです。
私考える展示は、もっと雰囲気のいいちょっとでも洒落た場所で…というのが希望です。
写真やアートの展示をするのに、公民館や図書館でやるのは、なんとも魅力が無く意味を感じないのです。
1月以降、ホールの人には、何度か貸してもらえないか?と聞いているけど、バラ売りは難しい…との答え。
ちょうど、2025年4月には、甲賀市の文化芸術の条例も施行されるので、文化芸術の内容だけでなく、ワクも充実できればいいのにな…と考え、とりあえず企画書にしておこうというものです。
“ホワイエ”ギャラリー化 概要
完成予想イメージ
こういった、特設の壁を作って展示用の壁にします。
実際は、900×1800のスチロール板をストレートに8枚程並べるのがよさそう。
ホワイエは、展示スペースとしては大きすぎるので、このイメージよりも小さく構成することになるでしょう。
・現在の大きなガラスウインドウはそのままで、あえて自然光のギャラリーとします。
・その向かい側に、特設の壁を分割で設置して作品を展示。
・ガラスウインドウと特設壁の間には、DIYしたような長テーブルと長イスを置いて、人の滞留・交流できる機会を作る。
・特設壁は、木製イーゼル脚にスチロール板を取り付けるような組み立て式に。
機能・目的
・市内の他にはないような、おしゃれな雰囲気で展示ができるという、これまでの草の根レベルの展示からアート活動に一歩踏み出すよう環境を目指す。
・現在のこのエリア(ホール、図書館という機能に)、アーティスティックな「文化芸術展示」という新しい風を、低価格で追加することができる。
・従来のすでに地域で取り上げられている作家以外の、取り上げられる機会がなかった創作家をここで取り上げる(従来の作家はと取り上げない)。
・展示スペースにテーブル・イスを置ことで、展示を見て通り過ぎるだけの行為に、作家・アートファン・市民同士の交流…という新しいムーブメントを期待している。
・隣の自動販売機からコーヒーを持ち込むことも可能として、展示・交流・憩いのスペースとしての機能を持たせるとなお良い。
用途、想像できる開催イベント
・まず、写真、絵画などの平面作品の展示に適したスペースと展示設備を目指します。
・展示は、レンタルギャラリーとしての展示と、ギャラリー企画の展示の2種類。
・企画展示は、地元のピックアップすべき作家を取り上げる。
・可能であれば、立体作品、(特に)インスタレーション…等の展示も。
・アートファンによる夜話。作品、資料を持ち寄ってアートな話や、情報共有の開催。
・レンタルでも基準を設け、なんでもアリの展示は避けて、「アート」周辺の展示・イベントを行って、「ホワイエ」のアート展示のスペースとしてのイメージを固める。
実現にかかる問題点
・スペースの構築にあたり、展示用の壁、長テーブル、長イス、誘導看板などが必要。
・現在、「ホワイエ」は、ホールとの同時使用でであるため、バラ売りできる体制と運用方法を考える必要がある。
・レンタル料金は、「FUJIKI」を参考に、3,000〜4,000円/日程度が望ましく。これが高額だと意味がない。
・ギャラリー企画の展示には、作品制作の予算が必要と思われる。
この計画のニーズやバックボーン
ニーズと想定
先日、実際に甲賀市で写真展示をやってみて、個人〜グループ展レベルの展示を、低価格でできるスペースがほとんど無かった。
現在は、公民館・図書館がそういう場所を担っているが、いまや芸術・アートの方向を向いた展示では、アーティスティックな雰囲気やおしゃれ感は無視できなくなってる。
今、そういうスペースが必要で、スペースがあることで地元に潜在していて他所で展示をしていたアーティストが掘り起こされる。(急務)
そんな、スペースを新しく作るのはとても大変なのだけど、今回の「ホワイエ」を利用する案は、かなりいいスペースになりそうな予感がしている。
この、最小のリニュアルで作ったスペースを、前出のようなアートに絞った展示・発信等のブランディングをすることにより、甲賀市にしっかりとした文化芸術・アートのタネを蒔き芽吹かせることができるのではないかと想定しています。
モデルにした実例
この計画には、モデルにしたスペースとイベントがあります。
2025年1月の開催した、「信楽フォトフェスティバル」です。
ここでは、ゼロからのスタートで、宣伝、展示、スペース…に注力したことで、ある程度の来場者に来てもらうことができました。
4日間の来場者は、50人程度でしたが、来場者同士の交流や長時間の滞在ができて、内容的には濃いイベントができたのではないかと考えています。
今回の計画は、大まかにこの時の経験に基づいて立案しました。
・信楽フォトフェスティバルの記録
https://cloud.daa.jp/photoclub/archives/category/activity/groupexhibition/groupexhibition2024
実際の計画
ホワイエのレイアウト図面
実際を想定したレイアウトのイメージ。
必要な物品
・DIY風 特設展示カベ(900×1800を8枚)。
・DIY風 長テーブル(800×2000)、長イス(2つ)のセットを2つづつ。
・DIY風 屋外用告知用看板を一つ。
・展示参考:Pinterest「展示デザイン」
https://jp.pinterest.com/?boardId=617556236343718461
運用の想定
・運用面では、ホールの運用の変更が大きなところ。
・低価格な利用料金(FUJIKI程度)。
・いつでも可能な予約方法の工夫(メールフォームで受け、月末に抽選…など)。
・長期(半年先)で可能な予約、抽選、利用者の期間内での利用可能回数制限などが必要。
・必ずしも在廊の必要がないこと(重要)。
・当日販売が可能(当事者のネットショップ誘導など)。
・展示内容の基準などの想定。
・SNS、紙などのPRを行うリソースが必要で、これを担当者、市民、当事者等で運用する計画をつくっておく。
・web告知は、「甲賀市の統合創作系ブログ」に、アカウントを作るかオフィシャルで記事を投稿する。
これらにかかる問題点・懸念点
設備のイメージは、ちょっとDIY風がよくて、「FUJIKI」や「県立美術館」の特設展示の感じがいい。
これは、公民館等の展示パーテーションを流用しがちだが、こういうところの気の使い方が大切で、「事務用品感」満載の公民館仕様の流用では台無しになる。
また、DYIだからと言って、素人のお手製..ということではない。雰囲気というだけで、一定のクォリティを担保する。
運用開始
色々と、運用や中身の準備考察は必要であるが、まずは決め打ちの展示内容で、何本か試験展示してみると良さそう。 その後、問題点を洗い出して、検討し、本運用につなぎたい。
柿落とし
・信楽フォトフェスティバルの続編。ほぼ出来上がっているパッケージで様子を見るのがいいと思われる。
まとめ
身近に、アートを意識した展示スペースができると、潜伏している市民アーティストの活動が活発化して、アート界隈が底上げされる…と考えています。 身近にそんなスペースができることを望んでいます。
以上、あいこうか市民ホール・ホワイエのギャラリー化計画でした。
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