かっこいい写真撮りたいですね。
私が気になるのは、サブカル、ソトコト、&premiam、雑貨、カフェ、料理などの雑誌に載るようなモノ。
きっちり撮ってあるものより、ラフさがあるものが良くて、ブレやローファイも大好き。
また、構図や露出、画質が中途半端で完成している時カッコ良さを感じます。
そんな中で、時々”撮りたい”が巡ってくるのが、映画、ドラマなど映像ぽい写真。
横長の画面というだけでグッときます。
映画・ドラマは、ストーリー・音楽も絡んで、よりカッコよく見えるんでしょうが特に好きです。
そこでどうやったら映像系みたいな写真になるか整理してみました。
写真に比べて映像ぽいと感じる要素をあげると
・アスペクト比が16:9とか横長。
・人物が演技の途中、動作の途中である。
・人物がカメラ目線ではない
・上下のフレーミングがクロップ気味。
・中望遠〜で演技を撮っている時。
・水平垂直が正確でアングルを傾けない。
・引きの場合も中望遠〜。
・引きの絵が一枚絵的でシンボリック。
・ナメる構図。
などです。
もちろん中身・内容が一番ですが、これらを踏まえると映像ぽい写真が撮れるかもしれません。
素人目線でひとつひとつ見ていきましょう。
アスペクト比が16:9とか横長。
映像作品がかっこいい理由は、これかもしれません^^;
横長のパノラマぽい画面は映画館でもTVでも「おっ」と思うし、
実際写真にしてもドラマティックなことが多い。
高さが短いこのフォーマットはなかなか使いにくいですが、採用するメリットは大きい。
今は4:3が多くなってきましたが、フィルムフォーマットの3:2でもいい。
4:3で撮ってあとでトリミングしてもいいかもしれません。
人物が演技の途中、動作の途中である。
これもオシャレです。
人物を撮るときはどうしても、カメラが意識されてしまいます。
こっちを向いてパチっ!とかまであります。
カメラの存在を感じない写真は淡々としていたりクールだと感じます。
しかし、完全なスナップがいいかというとちょっと違います。
カメラを無視して演技してもらう感じがよさそうです。
人物がカメラ目線ではない
これは上にも書いた「こっちを向いてパチっ!」のこと。
映画・ドラマ中の世界にカメラはないものなので、カメラ目線だと中の世界から現実に引き戻されます。
そこが興ざめポイント。
なので、中の人にはカメラには構わず動いてもらうのが良さそうです。
上下のフレーミングがクロップ気味。
細かくなってきました^^。これもオシャレです。
16:9のフォーマットとか使っていると、頭とか足とか建物とか上下をどこかで切ることになります。
4:3でも全身を入れないようにする(望遠寄りになる?)と雰囲気が出るかもしれません。
大胆に上下を切るとなぜか意味ありげです。
中望遠〜で演技を撮っている時。
上の要素を実行していると自然に、広角レンズではなくなる気がします。
望遠気味にすると、背景がボケながらどんどん大きく写り込んできます。
その雰囲気が映像っぽさを感じる理由かもしれません。
映画・ドラマの撮影現場を見ていると、俳優2人の会話シーンなのに結構遠くから撮っていたりするのがわかります。
効果から選択しているのでしょうが、あまり近いと演技の邪魔になるのかな?とも思って見ています。
水平垂直が正確でアングルを傾けない。
これもよく感じることです。
とにかく水平がきっちりしています。
また、ちょっと煽ったり、ちょっと見下ろしたりはせずに、丁寧に高さを微調整している感じがします。
ここがいつも、手持ちのスナップとは違う印象を受けるところ。
水平垂直だと、冷静な目だったり、カメラを感じさせない効果があって映像の中の世界に集中できるのかな?
引きの場合も中望遠〜。
これはネイチャーフォトでもありますが。
同じ山の絵を引きで撮っても、手軽に広角で撮るのと、わざわざ望遠で離れて撮るのと違う、あの感じです。
引きの絵が一枚絵的でシンボリック。
これはコンテスト写真にもありそうですが、映画のストーリーボード的な絵柄のことです。
スターウォーズにもよくそのまま映像として出て来る、SFの世界観を説明するようなカットです。
(例えば、ルークの向こう側にATATwalkerが並んでいるようなカット)
宮崎駿が書く作品用のイメージボードには、とても映像的な一枚絵が多くあります。
ナメる構図。
映画でよくあるカット。どうしても横長の画面に人や物事の動きを収めるため、
手間の人物をナメて、奥に別の人…みたいな構図があります。
これ結構映像ぽいです。
これも写真ではなかなかやらないですね。
そんなことで、今までに撮ったものからそれっぽいものを並べておきます。
できているかどうかは謎ですが。
横長フォーマット、人は写ってなくても少し雰囲気ある?
動作の途中で、望遠気味だとそれっぽい。
大胆に船がカットされていたり。望遠の圧縮効果はやはり雰囲気がでます。
こんなシーンありません?
一枚絵になるか?50mmくらいかも。
少し望遠で水平に構える。
クロップした感じが映像ぽい。
これは動いていると雰囲気が出そう。
ドラマでよく見るタイプの映像。物語の一部らしい感じしません?
上下クロップで、やはり写真では意識しないとやらないかも。
これはどうかな。少し望遠で絵画ぽいレイアウト。
これも少し望遠。シンボリックな景色を横長で物語の一部ぽく。宮崎駿が好きそうなイメージ。
陸でも水でも、地面を入れながら望遠を使うと一定の雰囲気が出る。
コンテンツ
この記事を書いた人
-
地元甲賀内から県内で印刷・web制作、写真撮影などをしています。デザイナー、写真愛好家。
2000年からホームページ・ブログを開始、写真、デザイン、地域...について発信を続けています。ここでは、甲賀市の面白いことを取り上げて記事にしています。特に文化・芸術・カフェ・地域振興のことが多めです。
FUJFILMのカメラ愛好者。PHaT PHOTO100Point達成。
コメント