「地元で撮る、楽しむ、甲賀でまち歩き写真」甲賀市広報誌・こうかに記事が掲載されました。

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甲賀市の広報誌「こうか」に「まちあるき写真」に関する記事を書きました。
甲賀市の広報誌、特派員記事・2回目です。
掲載は2018年3月1日号。

とにかく文字数が少なくて、
「こんなものがありますよ」とさらっと流すことしかできませんでしたので、
写真や文章で少し補足しておきたいと思います。

タイトルは、
地元で撮る、楽しむ、発信する、甲賀でまち歩き写真。

内容は地元で写真を楽しむことについて、広く浅くです。
・写真を始めたけど周りに仲間がいない。
・撮影は観光地や撮影スポットに行くものだと思っている。
・撮りに行きたいけど近場じゃテンションが上がらない。
・ブログで地元を紹介したいと思っているけど。
こんな印象を持っている人、漠然と写真で何かをやってみたい…
という人に向けてきっかけになるような記事にと思って書きました。
 
「地元で撮る、楽しむ、甲賀でまち歩き写真・ローカルフォト」甲賀市広報誌・こうかに記事が掲載されました。
こんな写真が載せたかったパート1
 

地元でもサークルや撮影会があればいいのに。

そもそも…私も写真を始めた頃はよく京都に撮影に通っていました。写真好きの友達とぶらぶら撮り歩いていただけなのですが、みんなで行く撮影会は楽しくて、そこで撮れる写真は何気ない日常の場面でありながら魅力に溢れてました。
十数年経って、これを地元甲賀市でもできないか?と考えていた時「ローカルフォト」に出会いました。

ローカルフォトのセミナーに参加してみると、その手法は、
・商店街のお店、店主の写真の場合…
・お話をじっくり聴きながら撮る。
・例えば飾ってある額縁の話。額縁をバックの入れながら撮る。
・店主の背景、環境も含めて撮ることで、時代、歴史など多くのことが写真に込められる。
・知らない人に話を聞く。一歩踏み込むことで見えてくることがある。
・しっかり向き合うことが大事。
と、地域の風景というより、人を中心にしたその土地の風情、歴史、共同体、雰囲気を切り取って伝えるような写真です。

私の考えていた「ローカル写真(あえてローカルフォトと書きませんが)」は、もう少し気楽なもので、
遠出したり、遠くの写真サークルに出かけることなく、もっと気軽に写真を楽しみたい…というのが出発。
これまでの撮影会や町歩き写真の経験から、わざわざ都会のカフェや話題のスポットに行かなくても面白い写真は撮れるのではないか?、写真を楽しめるのではないか?というアプローチ。
・写真撮影は楽しい。特にグループで行く撮影会。
・地元で同じジャンルの写真友達を見つける。
・対象は観光地でなくて、身近な素材でいい。
・昨今は、SNSなどを利用するとローカル写真でも見てくれる人がいる。
・身近な写真を撮ることや、SNSで公開することによって、自分自身でも地元の再発見がある。
というふうに、これらが写真を楽しむことにつながるのでは?と考えました。

それには、まず自分が地元の魅力に気づくことが大切です。

ローカルフォトの実践については、ワークショップに参加してきたのでそちらをご覧ください。
▼長浜ローカルフォトアカデミーに参加してきました。長浜・古橋地区のまちの撮り歩き講座
http://kokaindex.sub.jp/archives/643
 

参考にあげた小豆島カメラ

すでに話題になりつつあるローカルフォトですが、身近な風景を観光素材ととして捉えるというのがコンセプト。地方に暮らす人が身近な暮らしや風景を写真に撮ることで、従来の観光写真にはない地方の魅力を発見できる。さらにSNSで発信して、見た人に「行ってみたい!」と思わせることで、地域おこしに繋げようという写真と観光をミックスした試みです。

小豆島カメラは、小豆島のカメラ好き女子たちが、島の日常を気負わずブログに載せているというローカル感溢れる写真の発信。見ていてもたへん和みます。
▼小豆島カメラ
小豆島カメラをGoogle検索
 
「地元で撮る、楽しむ、甲賀でまち歩き写真・ローカルフォト」甲賀市広報誌・こうかに記事が掲載されました。
こんな写真が載せたかったパート2
 

「イイネで気づく街の魅力もあるのかも」と題して、こんなことも書きました。

甲賀市には沢山の観光資源がありますが、そうでなくても街や人、朝夕の風景、消えゆく景色などそこに住んでいる人ならではの写真が撮れるはずです。
撮った写真はよく観察して愛着を深めてください。対象をじっくり見ることが、新しい発見や見過ごしていた魅力・価値に気づく機会になります。
そして、是非ブログやSNSに投稿してください。訓練は必要かもしれませんが、そうやって撮った写真はプロが撮った観光写真とは違った魅力があるはずです。

▼甲賀まち歩きカメラ写真部 facebookページ
https://www.facebook.com/groups/kokamachicamera/
 

広報誌の掲載写真の撮影、記事を書いてみて。

上記のような理由で、地元甲賀市でローカル写真の活動をネタに記事を書いたのですが、実際やってみるとなかなか難しい部分もありました。記事の内容から、内容に沿った写真を掲載することが必要です。よくある観光写真でなくて地域の魅力が写っている写真が必要なのです。これが難しい^^;

写真を揃えるために..
・まず、市内でそういう写真が撮れそうな場所を探して、撮影に行きました。
・また、可能なら撮影会を開いてその状況やそこで撮れた写真でも要件を果たすと考えました。
・同時に過去のストックの中から使えるものをセレクトしました。

残念ながら撮影会はできませんでしたので、それ以外で写真を構成することになりましたが、
写真を広報誌のラフデザインにはめ込んでみると、誌面という性格上?少し派手さが足りません。
なので、できるだけ日常の何気ない風景を残しながら、少し派手な写真も織り交ぜてセレクトを調整しました。

結果、撮影スポット的な写真が多くなってしまったかもしれません。
一応、普通の田んぼの写真もあります。田植えの一瞬の時期を撮ったもので地元民だからこそ撮れる写真かもしれません。
これらの写真をできるだけ載せることで、なんとか、意図を伝えられないないか…と考えていますがどうでしょう?
今思うと、撮影会を開いてその状況とそこで撮れた写真を掲載する(↓例えば下のような写真)のが一番よかったという気がします。
ここはかなり反省です。
 
「地元で撮る、楽しむ、甲賀でまち歩き写真・ローカルフォト」甲賀市広報誌・こうかに記事が掲載されました。「地元で撮る、楽しむ、甲賀でまち歩き写真・ローカルフォト」甲賀市広報誌・こうかに記事が掲載されました。
写真を始めた頃サークルで撮影会に行った時の写真

写真部での撮影会が楽しい参考ページ
▼写真部 | オニマガ
https://onimaga.jp/category/blog/photo/pic-magazine

こんなまち歩き写真が撮ってみたい。おしゃれな…
▼僕の名古屋案内 | オニマガ
https://onimaga.jp/category/blog/nagoya
 

掲載した写真を掲載しておきます。

基本的に甲賀市で撮った写真ということなので、本当に見せたいようなセレクトになりませんでした。
狙いとズレていると思うところは、もっとプライベート感、人に近い写真が欲しかった。
観光地でも風景と人、お店と人や、コーヒーを飲む人の手元と風景くらいの近さ。
どうしても観光スポットを撮ったようなものが多くなった印象です。
↑上に掲載した写真3セットは、これまで町歩きで撮った写真。こんな写真を掲載したかったというものです。
 

水口神社の祭 / 水口祭りの一場面です。曳山を持つ町の方々でしょうか。


ミホミュージアムのトンネル / 建築でも有名な信楽のミホミュージアム。グループで撮影に来ていたカメラ女子たち。撮影会楽しそうでした。


水口・名坂風致公園 / 公園というかただの森ですが、時代劇の旅のシーンが撮れそうなロケーションです。


水口・大池寺の雪 / 弁天池のほとりです。たまに朝お参りすることがありますが、雪が降ると全く雰囲気が変わります。新鮮です。


水口・宇田の水田 / ちょうど田植えが終わった頃です。失われつつある風景です。


水口神社の水口囃子 / 威勢のいい水口囃子が受け継がれていますが、これでもやはり後継者不足で曳山を持つ町だけでは人員を賄えないそう。


甲賀・大原市場商店街 / 大原市場のこの辺りはこんな風情が残っています。隣接する商店も昭和の雰囲気です。


陶芸の森の俯瞰 / トイカメラフィルターにぴったりです。


水口・南林口の夕景 / 住宅に挟まれた田んぼがちょっと劇的に。


水口・宇川もやがかかる山々 / これも雨上がりの一瞬。


水口・柏木神社の森 / 光がさすだけで身の回りの風景が変わります。

この記事を書いた人

kokaindex
kokaindex
地元甲賀内から県内で印刷・web制作、写真撮影などをしています。デザイナー、写真愛好家。
2000年からホームページ・ブログを開始、写真、デザイン、地域...について発信を続けています。ここでは、甲賀市の面白いことを取り上げて記事にしています。特に文化・芸術・カフェ・地域振興のことが多めです。
FUJFILMのカメラ愛好者。PHaT PHOTO100Point達成。


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