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第17回甲賀市美術展覧会(2022)に写真で出展してきました。
- 2022/2/13
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今年も、地元甲賀市の美術展覧会が開催されるとのことで、ウチも写真部活動の一環で出展することにしました。
この美術展には、これまでに2回出展していて、一昨年は「特選・毎日新聞社賞」入賞という嘘のようなことがありましたが、今年も入選などという甘いことは期待しておらず、相変わらず「私が美術展に出す意味」ということで出そうと思います。
コンテンツ
第17回甲賀市美術展覧会(2022)
美術展の詳細は以下の通り。
第17回 甲賀市美術展覧会 写真部門
・2022年2月24日(木)〜3月4日(金)(2月28日(月)は休館)
・10:00〜16:00(入館は15:30まで)
・入場無料
・作品の講評会は無し
・開催場所:碧水ホール
所在地:〒528-0005 滋賀県甲賀市水口町水口5671(Google map)
電話:0748-63-2006
例年、出展者の楽しみとして選者の講評というのがあるのですが、今年は新型コロナの影響で無しとなっています。
この選者の講評は、入選作品だけでなくその他の作品の評価も聞けるのでとても面白く。これを聞くだけで、どういうところがどういう風に評価されるのか?ということがわかり、自分の作品作りに活かすことができます。入選の傾向と対策にもなる。
とてもためになるし楽しみなのですが、今年は無しということで非常に残念でした。
搬入してきました。
今日は雨模様の一日。
そういえば、前回参加した時も雨でした。雨だと、作品が濡れるので気を使います。
以前より、若干短くなった搬入時間を気にしながら、とりあえず無事搬入してきました。
搬入の受付。
会場の中に出展作品が並んでいました。
私が甲賀市美術展に出展する意味。
私が、地元の写真展に出展するのは、密かにある意味を込めていて…
それは、
私には、市民のための美術展(写真部門)がすごく偏って見えていて、
写真の傾向が狭く、撮り方、テーマ、仕上がり…などが、(例えば)二科展などの写真コンテストの流れに乗っている。そういう撮り方をしないといけない…という風に見えるのです。
それは、私が普段撮っている写真からすると、全く寄せ付けられない、相手にしてもらえないという気持ちになるものです。
なので、そんな写真展の中に私のような全く傾向の違う写真を出すことで、少しでも出展傾向を変えたい。評価傾向も変えたい。見た人にこういう写真も出していいのか!と感じてもらう…などの効果を狙っているのです。
それは、ごくごく小さな抵抗ですが、そういう気持ちで出したいと思うのです。
うまくまとまりませんが、これが私の気持ちです。
そんな気持ちで出展する写真の傾向は、以前にも書いていて…
・コンテスト写真系にはしない
・定番の場所、定番の対象、定番の撮り方ではない写真
・迫力を出すための、構図、寄り、トリミングはしない
・コンテスト独特の、彩度、コントラスト、キレイに仕上げる処理、などを避ける
・なにこれ?って思われてもいいから変な写真も可能
・滑らかさ、シャープなピントは必ずしも優先しない
・ブレ、ローファイなど必要な表現は残す
その上で押さえたいポイントはいくつかあって、多少迎合・利害一致するところは…
・できればピントのシャープさは残す
・画面整理
・画像のクォリティ
・テーマ性
こんなところ。
何をしたいのかと言うと、やはり型にはまりたくないと言うこと。
それなら、わざわざ美術展でやらなくてもいいのでは…と、言われそうですが、すごくキレイでレベルの高い美術展写真の展示に、何か投げかけたいのだと思います。
細かいことは自分でもよくわかりません。
今年の候補と出展作品
それで候補に挙げたのが以下の写真です。
ちょっと面白いシーンかと思いましたが、割と普通でインパクトも弱いか。
ネコバスの走る夜ってタイトルにしようかと思いましたが…。
抽象写真の一つ目。ちょっと地味めです。
これも地味ですが意味不明な感じがいいかも。
これも普通ですが整理されてるのがいいかと。インパクト無いけど。
これも抽象写真・意味不明ですが、ちょっと加工ぽさが出過ぎかと。
ちなみに、抽象系のシリーズは「○○みたい…」という解釈はしません。自分が感じる意味を託します。見る人にも意味を考えて欲しいのです。
この中から2つ出すことにしました。抽象系と普通のものと。
一昨年の記事を見ると「振り切っていない」とか書いてあるのですが、あの頃よりかなり保守的な頭になっているようです。
当時は、入選なんか関係ない、これを見ろ!ってな気持ちだったのかもしれませんが、一度入選してしまうと色気が出てしまうのかもしれません。そうすると面白くない普通になるのかもしれません。
今回は普通かもしれません…反省です。
あとがき
ということで、今日、無事搬入してきました。
今ここです。
これが、審査員に選ばれて入選が決まりますが、そこが目的ではないといいながら、それも捨てがたい。
昨年も書いていますが、「搬入受付するときに「なんじゃこれは!?」っていうくらい振り切ったものを出したい」です。
いちおう二点だしていますので、一点は難解なものを出してきました。
これが、少しでも美術展へのインパクトになればいいのですが…。
続きは、後半。結果編に続きます。
関連記事
・甲賀市の美術展・写真部門に出展するも、ちょっと失敗(前編)
https://kokaindex.com/archives/9172
・2020年 甲賀市美術展覧会・写真部門に出展 結果と新型コロナウイルス(後編)
https://kokaindex.com/archives/9352
この記事を書いた人
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地元甲賀内から県内で印刷・web制作、写真撮影などをしています。デザイナー、写真愛好家。
2000年からホームページ・ブログを開始、写真、デザイン、地域...について発信を続けています。ここでは、甲賀市の面白いことを取り上げて記事にしています。特に文化・芸術・カフェ・地域振興のことが多めです。
FUJFILMのカメラ愛好者。PHaT PHOTO100Point達成。
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