2023年 甲賀市美術展に写真部門で応募・出展しました。結果と感想など。

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2023年、今年も甲賀市の美術展に出展しました。

毎年行われる地元甲賀市の美術展の写真部門に今年も出展しました。
これまで同様、出展した作品、他の作品、傾向、写真展のことなどいろいろ書いていこうと思います。
今年も例年同様、ささやかな抵抗を続けての出展です^^。

結果の方を先に書いておくと、私の結果は佳作でした。
今年の写真部門の出展状況は、全部で77点あったそうです。
ここ数年のコロナ騒ぎで自粛ムードだったものが、今年に入って共存モードになったおかげで出展数も多くなったのでは?と感じました。

出展作品を決めるのに2転3転…

今年も1月後半から、今年の出展作品にどれを出すか?を考え始めました。
前回までは、スナップを出していたので今年もスナップを中心に過去作をさぐっていましたが、どうもピンとくるものがなく、自然とポートレート寄りのスナップが候補に上がるようになりました。

そこで、データを再レタッチして、プリントしたものが上の写真。
この写真は、もう10年ほど前のものなのですが、プリントしてみるとモデルの顔がよくわかる。
これ、今となってはモデルに許可が取れないものだったので、この写真はボツにしました。

仕方なく、別の写真を探して、次にプリントしたのが上の写真。
今度は、許可は取ってありあります。
しかし、この写真をプリントしてみると、イマイチ弱い。
画面で見るとイイのですが、引き伸ばすとぼやけたところが多く、一部にピントが合っているような感じになっていなかったので、これもボツにしました。

今年は、出せないかなな?と思っていたところ、よくSNSに貼っている写真を思い出してプリントしてみました。
それが今回出展した写真(次の章の写真)。
再レタッチでちょっと絵画っぽくなった感じがなかなかイイのでは?と思い、今年はこの写真で出展することにしました。

結果と各賞

さて、作品の搬入を済ませ、審査期間も過ぎ展示の期間になりました。
審査の結果も判明しました。今年はなんとか入賞で「佳作」でした。

この美術展の賞は、
上から…市長賞、議長賞、教育長賞の3つ。
続いて…NHK大津局賞、産経新聞社賞の2つ。
続いて…佳作5つ。奨励賞1つ。
というふうで、出展数77点、入選11点ということでした。

今年の出展傾向と対策・評価の基準

改めて他の出展者さんの作品を見てみると。
・山・田畑・水・空・季節など美しい自然
・出来事の瞬間を切り取ったもの
・まばゆい光が溢れるもの
・職人仕事など特別な場所に行って撮られたもの
・文句なしに美しい撮影技術のもの
と、こんな感じで、今年も美術展王道の写真作品たちが並びました。

これらを見ると、私の作品はかなり異質だったということがわかります。
ポートレートは私だけで、しかも、ちょっと不穏な雰囲気すら感じる写真だったからです。
よくこのタイプの写真で入選できたな…という思いです。
しかし、毎年の定番な傾向の作品の中で、私が異質な作品だから残ったともいえそうです。
どう見ても私の作品よりも評価の高そうな作品がいくつも無冠だったからです。

それでは、審査の講評を見てみましょう。
・多くの人の祈りを込めた思いを感じます。
・水田と工事中の橋脚。ニュース的な感性と素晴らしい画面。
・かんぴょう剥き機の面白さ。続いて欲しい伝統の風景。
・墨絵のような画面。枝垂桜の不気味さ、背景の霧。
・よく見る写真だが、語り合う二人が自然でほのぼの。
・爛漫の桜の古木のたくましさ。
・祭りの中、団扇の動きを想像できる画面作り
・敷き詰められたもみじ、レンズワーク、画面構成が素晴らしい。
・ワンちゃんが花見、申し分ない画面構成。
・面白い設定。斜めの壁の模様とモデルさんの姿が不思議な雰囲気。
・夕日をバックに学生たちの日常が自然に切り取られている。
と、こんな感じです。
撮影対象や、どういう内容を撮れば評価されるのか?の参考になりそうです。

アンケートと今後の展望

今年は、見に行くとアンケートを渡されました。去年まではなかった気がします。
内容は、どこで知ったか?とか開催についてとか、あとご意見。

意見としては、もっとオープンにすることを考えるように書きました。今は、一部の人のための展示会という感じがするからです。
ただ、興味のある人だけが関わっているということで、こうなっていると考えると、結局今の形になるのかもしれませんが、もっとたくさんの人が見にくる・参加するようなものにならないかと思います。

今後の展望は思いつかないですが、
一つあります。今は出展すると評価をまつだけなので、見てくれた人の感想を聞くことができない。よくある個人がやる展示の感想ノートや評価ポイントシールなどを取り入れたらどうか?と思う。
この、見た人の反応が知れるのはいいことだと思うのだけど…どうだろう?

展示の様子


これが私の展示。

この記事を書いた人

kokaindex
kokaindex
地元甲賀内から県内で印刷・web制作、写真撮影などをしています。デザイナー、写真愛好家。
2000年からホームページ・ブログを開始、写真、デザイン、地域...について発信を続けています。ここでは、甲賀市の面白いことを取り上げて記事にしています。特に文化・芸術・カフェ・地域振興のことが多めです。
FUJFILMのカメラ愛好者。PHaT PHOTO100Point達成。


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