【再録】地元甲賀市をネタに「夏休み自由研究テーマ」を考えてみた。

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(この記事は、2019年8月2日に掲載したものを加筆して再アップしました。)

夏ですねー。ということで夏休み企画です^^。

今でも夏休みの自由研究ってやってるんでしょうか?私の小さい頃は、アサガオの成長記録とかカブトムシの成長記録とか、理科系が多かったのかな?私自身もプランクトンの成長記録、塩分濃度を変えて水を凍らせたり…なんか理科系のことをやった記憶があります。

でも、自分で研究テーマを考えた記憶があまりないです^^;今改めて考えてみると理科系よりも文化系のネタに面白そうなものがありそうな予感がします。そこで、身の回り甲賀市近辺で思いつく夏休みの自由研究テーマを考えてみました。ポイントは調べるだけではなく、そこから発想して考察を深めたり自由に仮説を展開したり子供らしい研究をやってみるというところです。

地元甲賀市をネタに「夏休み自由研究テーマ」を考えてみた。
ではスタート。
 

近所にもあった「分水工」を調べてみる。

「分水工」ご存知ですか?田んぼの水を地域で平等に分けるための施設みたいなのですが、私は以前から見て知ってはいたのですが、名称やはっきりした役割は最近認識しました。「円筒分水」とも言われます。
大きなところでは湖南市浅国の分水工、甲賀市では水口にも小さなもの(今郷)が残っているようです。

皆さんも意識せずに見ている可能性があるのですが、よく見るとなかなか面白い構造していて、全国にもいろいろな形状や大きさの分水工があって、場所場所で独特の雰囲気を出しています。
そんな分水工の、歴史、役割、構造、タイプなどをネットで調べるのも面白いし、仕上げに地元にある分水工を実際に探してみるのもいい研究になるのでは?と思います。
注意:分水工は水の流れがある施設なので、むやみに立ち入ったり子供だけで近づいたり絶対にしないようにして、安全に気をつけてください。

▼Google検索:分水工 甲賀市
▼Google画像検索:分水工 甲賀市
 

甲賀市の土塁に囲まれた小さなお城たち。

これは以前記事にも書いたネタですが…

▼甲賀市の土塁に囲まれた小さなお城たち。

Googleで「甲賀市 土塁」と検索すると土手がたくさん出てくるのですが、これらは「城」と呼ばれ、どれも概ね忍者の住居(忍者屋敷?)だったらしい(非常に適当)。城と言っても大きな石垣があるようなものではなくて、農家の住居の周りを土の丘が囲っていて竹が茂っているようなもの。それらは「○○城」と名前がついているのですが、聞いたこともない名前ばかりで…、実はそんなのがたくさんあるようです。なので甲南・甲賀のあたりの田んぼにぽつんとある小さな森や段差は、これも城跡なのではないか?と思えてきます…。

▼Google画像検索:甲賀市 土塁

こんな楽しい想像ができる素材が、すぐそこにゴロゴロ転がっていますので、これらの歴史、現存するもの、形状、役割、地域の歴史背景を調べ、当時どんな生活が営まれていたのか?を子供の発想力で絵や文章で想像して形にして見る…とおもしろいのでは?と思います^^。
 

甲賀市の忍者文化を独自の切り口で想像する。

甲賀市定番ネタの忍者です。甲賀忍者に関しては、最近の市の広報などを見るとあまりよく知られていないのでは?と思っています。なので調べるといってもネット、図書館くらいで、実際に忍者の末裔に聞きに行く…なんてことは難しいでしょう(もちろんそういう立場にいる人は是非そこを調べてください)。
そこで、忍者の歴史的背景や史実を元に、現在の甲賀・甲南地域の地名や風習などから忍者に関係があるのではないか?というものを、独自の切り口で引っ張り出し、想像、推理してみるというのはどうでしょう?自由な発想で色々な仮説を立てるのです。

例えば…
・忍者と信楽焼きの関係
・忍者と薬業の関係。現在残る薬のルーツを想像する
・忍者と祭りの関係
・忍者と集落の行事の関係
・忍者と現在に残る方言や言葉の関係
など。

もちろん、
・忍者の技を調べて実際どのように使ったか?などリアリティを考えてみるとか、
・現存する名前の由来と忍者の関連を調べ考えてみる
…など、色々なアプローチを考えてみるのが面白いと思います。
 

甲賀市の観光スポットなどを素材にしてポスターを作ってみよう。

これも以前からやっているネタですが…

▼甲賀ポスタープロジェクト

ポスターってどこかで誰かが作ってて、こちらは見るだけ…って感じで思考停止してませんか?でも観光素材が沢山ある甲賀市には身の回りに素材がゴロゴロ転がっています。これを自分でやってみようと思ってみると、かなりワクワク面白そうなのがわかると思います。
その手順は…

・まずポスターにする素材・スポットを探す(=魅力の発見)。
・その素材・スポットについて調べて魅力をどういう風にアピールするか切り口を考える。
・それを元にポスターの構成案を練る。
・必要な写真を撮りに行く
・パソコンやコラージュでポスターを製作する。
・どこかでポスターをお披露目する。

こんな流れになると思うのですが、この工程の中には勉強や地域の魅力発見、深く考察すること、アピールすること、考えを形にする手段など多くの勉強が入っていてとてもいい訓練になると思います。また、子供だけでは難しい部分もあってこれは家族で取り組むことで大人にも気づきがあり、家族の共同作業という点でも意味のある自由研究になると思います。

近江鉄道ディクショナリー

地元甲賀市を走る近江鉄道を調べる研究です。
一般人の研究対象にすればちょうどいい、歴史、コンパクト感、マイナー感…がある近江鉄道、個性もあって色々な研究ができそうです。
例えば…
・近江鉄道の全線を乗り継いで、全線の景観や駅の様子をまとめる。
・近江鉄の歴史や成り立ちをしらべてみる。
・近江鉄の再建案を考えてみる。
などなど、勝手に近江鉄道をネタにいろいろなことを考えてみるのです。

以前、このブログでも再建案として近江鉄道のアミューズメントパーク化…という記事を書いていました。
これ、特化ブログのネタとしてもいいのでは?と思っていて、いつか自分でもブログ化して見たいと思うのでした。

・甲賀市・水口に、近江鉄道みらいファクトリーが来たので、近江鉄道再建アイデアを考えてみた。
例えば「鉄道会社の歴史・文化という切り口」近江鉄道の路線一帯が、実在する歴史遺構・アミューズメントパークに…
https://kokaindex.com/archives/4352

自分発の甲賀市おすすめ紹介パンフレット

甲賀市にも観光パンフレットがたくさん発行されていると思うのですが…
これを元に参考にして、「自分ならここを紹介したい!」という場所を集めた「個人的紹介パンフレット」を作ってみるのはどうでしょう?
「観光」ではなくて「紹介」ということで、観光でもいいし紹介でもいいというパンフレットです。

その内容は…
・広域の複数スポットでもいいし、一箇所に絞ったものでもいい。
・すでに紹介されているスポットでもいいし、自分だけが知っているおすすめスポットを取り上げるのもいい。
・観光パンフレットを参考にして、自分で考えた紹介したいことをどんどん追加して行く。
・既存のパンフレットにとらわれない内容を考える。
・パンフレットを作ることで、どういう効果や可能性があるかも検証してみる。
・A4三つ折りのパンフを手書き、パソコンで作る。
・複数人でグループになって、それぞれのパンフをまとめて甲賀市全体を作ってもいい。

これによって以下のような勉強が期待できそう…
・地元のことを調べることで、いろいろなことを考える学習ができる。
・地元への理解や愛着が深まり、今後、地元に対する考えが促進したり問題の提起、解決に繋げられる可能性がある。
・パンフレトを元にして、観光スポットなどを紹介する方法など伝えることをが学習できる。
・発表の場所はブログにして、今後も更新ができるようにして行くのも、発信することの体験になっていい。

まとめ

とまあ、まだまだできそうですが、とりあえずここまで。
こんな感じで、地元のネタを発展させて自由研究のテーマにすると、謎解きの要素もでてきたりしてかなり面白そうです。
自分が子供の頃ならのめり込んだかもしれまません。
お父さんお母さん兄弟など家族と一緒に取り組んでも楽しそうです。

-随時追記します-

この記事を書いた人

kokaindex
kokaindex
地元甲賀内から県内で印刷・web制作、写真撮影などをしています。デザイナー、写真愛好家。
2000年からホームページ・ブログを開始、写真、デザイン、地域...について発信を続けています。ここでは、甲賀市の面白いことを取り上げて記事にしています。特に文化・芸術・カフェ・地域振興のことが多めです。
FUJFILMのカメラ愛好者。PHaT PHOTO100Point達成。


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