【大戸川ダム水没地域】先日開通した付替県道・県道16号大津信楽線を新・旧あわせてドライブして来ました。

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少し前にネットのローカル情報で知って、気になっていた「新大津信楽線」の開通ですが、よく読んでみるとダムができて現行の道路が水没するために高い場所に付け替える…という事業だったようでした。
水没!?あの信楽-大津の道といえばわりと馴染みのある地域で、あの辺りが水没するのか!と、少々非現実な感じがして、新しい道路や水没するという場所を見に行ってみようと思い、車にビデオを設置して新旧の県道16号大津信楽線をドライブして来ました。

付替県道・県道16号大津信楽線とは

大戸川ダムができることによって、現在一般に使われている県道16号大津信楽線がダムの水域に水没してしまう。
そこで、このダムの水域を避けて高い位置に付け替えることによって、交通路を確保する新しい県道16号大津信楽線を作ろうということだそうです。

これによって、大戸川ダムの水域を避けるだけでなく、これまであった問題点、
・離合困難箇所
・落石などの事故回避と通行止め
などの解消の効果もあるとのことです。

この新しい道路の工事はすでに完了しており、2023年3月25日に開通したということです。

参考:大戸川ダム工事事務所 資料
https://www.kkr.mlit.go.jp/daido/upload/20230325.pdf


場所により新県道16号大津信楽線に接近する第二名神の近江大鳥橋

大戸川ダムとは

1953年(昭和28年)8月、大戸川が集中豪雨により氾濫、流域一帯で死者44人、負傷者130人以上を出す被害が生じた。
その後も氾濫被害が続いたため、建設省近畿地方建設局(当時、現在の国土交通省近畿地方整備局)は1968年(昭和43年)に洪水調節に加え不特定利水、上水道、発電を目的とした特定多目的ダムを計画した。
その後、設計、用地買収などが進められたが、2021年時点で本体は未着工の状態である。
ダムの型式は重力式コンクリートダムで、高さは92.5m。
水源地域対策特別措置法の対象ともなり現在は補償交渉も終了した。
建設に向け滋賀県道16号大津信楽線の付替え工事も進められ2023年(令和5年)に開通した。
(wikipediaより)

なお、ダムの建設に関しては、公共事業見直し、工事再開…などの動きがあり、下記のwikipediaを参照してください。

参考:wikipedia
https://ja.wikipedia.org/wiki/大戸川ダム

水没する予定の地域


(参考:大戸川ダム工事事務所 資料)

大戸川ダム工事事務所の資料の中に水没する地域のマップがありました。
なんと、こんなに広い地域に水が来るんですね。
たまにですが私も通る場所で、第二名神の近江大鳥橋がよく見える場所ということでよく知っているので、そうなのか!と驚いてしまいました。

ただ、この水没もダムの建設が完了すれば…ということで、工事の成り行き次第ということにはなります。
wikiによると…
2021年8月6日、国土交通省近畿地方整備局は新たな淀川水系河川整備計画を策定。計画に大戸川ダムの工事実施を盛り込んだことで、建設の再開の動きが本格化した。
という状況らしい。

旧県道16号大津信楽線を信楽から走る


(参考:大戸川ダム工事事務所 資料)

上の地図を見ると、起点(大津市上田上牧町)と終点(甲賀市黄瀬)が書かれています。
赤い道が新県道16号大津信楽線、茶色の道が旧県道16号大津信楽線。
今回は、信楽側から旧県道を走って大津まで行き、合流点でUターンして今度は新県道を走って信楽まで帰ってくる
というドライブをして、道路の様子を見て来ました。

途中のスポット

・大戸川取水堰
・関西電力 大鳥居発電所
・桐生取水堰
・桐生辻2号堰堤
・大戸の滝
・関西電力 大戸川発電所

旧県道16号大津信楽線の様子・写真

それでは、旧県道16号大津信楽線の写真を見て行きましょう。


ここが新道と旧道の分岐点。まずは左折して旧道を行きます。


最初はこれくらいの道幅です。


しばらく走ると、第二名神の近江大鳥橋がみえてきます。


大鳥居町の交差点。


ここから近江大鳥橋がよく見えます。


ここから道幅が急に狭くなっていきます。


新県道16号大津信楽線が頭の上を交差する地点。水没を実感できるところです。


旧道は狭いですが、晴れると木漏れ日が気持ちいい道ですよね。


崩落防止でしょうか、この道は雨の季節には崩れによって通行止めになることがありました。


大津側の起点分岐に到着。ここから引き返します。

新県道16号大津信楽線を大津から走る

途中のスポット

・近江大鳥橋
・大戸川橋建設中(大津側の起点からさらに向こうに見えます)

新県道16号大津信楽線の様子・写真

大津側から新県道16号大津信楽線を走って行きましょう。


この分岐をまっすぐ進んで、新県道16号大津信楽線へ行きます。


こちらは、最初から綺麗に整備された道路です。


先程くぐった橋梁を渡ります。


新しくて気持ちがいい道ですが、景色を見ると高い場所を走っているのがわかります。


また橋です。ここも高さがあります。


いきなり登場する第二名神の近江大鳥橋。ギリシャ建築のようです。


新道には身近トンネルもあるんですよね。


また第二名神が見えます。


ここが信楽側の分岐地点。終了です。

まとめ

ダムの工事がいつ始まって、旧道が通行できなくなるかはまだ先のことのようですが、今のうちに見ておこう…と急遽ドライブにいって来ました。
川沿いの細い道である旧道は、自然が近くてとてもいい場所です。
機会があればまた訪れてその景色を写真に収めておこうと思いました。

この記事を書いた人

kokaindex
kokaindex
地元甲賀内から県内で印刷・web制作、写真撮影などをしています。デザイナー、写真愛好家。
2000年からホームページ・ブログを開始、写真、デザイン、地域...について発信を続けています。ここでは、甲賀市の面白いことを取り上げて記事にしています。特に文化・芸術・カフェ・地域振興のことが多めです。
FUJFILMのカメラ愛好者。PHaT PHOTO100Point達成。


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